
ゲコーです。
これまで主にFXの自動売買ソフト(EA)について書いといてアレなんですが、
「そういえばFXそのものの基礎みたいなことって解説していない」
ということに気づいたので、しばらくシリーズで解説していこうと思います。
そもそもFXとは?
FXとは、【Foreign Exchange】の略で「外国為替証拠金取引」のことをいいます。
なんのこっちゃ?
と思うかもしれませんね。
外国為替っていうのは、流通している外国の主要通貨のことです。
- アメリカドル【USD】
- ユーロ【EUR】
- イギリスポンド【GBP】
- オーストラリアドル【AUD】
- 日本円【JPY】
などなど何十もの通貨があります。
これらの通貨間で売買することを「取引(=トレード)」をするわけです。
たとえばアメリカドルと日本円【USD/JPY】のトレードをしてみましょう。
為替相場(レート)が、1ドル150円のときに10,000ドルを購入「買いエントリー」します。
150円かける10,000なので1,500,000円で購入し、10,000ドルの買いポジションを保有していることになります。
レートが、1ドル151円になったときに10,000ドルの買いポジションを決済します。
151円かける10,000なので1,510,000円分のポジション決済です。
買いエントリーから決済までのトレードで1万円の利益が発生しました。
為替相場(レート)は水物なので、もちろん逆の場合もあり得ます。
USD/JPYレートが150円のときに1万ドルのポジションを持ち、
149円のときに決済した場合は1万円の損失となります。
ちなみに1万ドルのポジションを持つのに150万円もの金額が必要ならば
そうやすやすとトレードなんかできやしませんよね。
そこで「証拠金」というシステムがあるのです。
これがFXの大きな魅力だともいえます。
証拠金のシステムというのは、簡単に言えば少ない金額(証拠金)で大きなポジションを持つことができるシステムのことです。
レバレッジという言い方もあります。
国内FX業者(ブローカー)の場合は、最大レバレッジ25倍と定められていますので、1万円の証拠金で25万円分の外国為替ポジションを持つことができます。
たとえばある国内ブローカーの場合、2023年後半時点で
USD/JPY 1万通貨のポジション保有に必要な最低証拠金は約6万円と公表されています。
トレードの基本
FXで利益を出すには、2つのパターンがあります。
- レートが低いところで買って高いところで決済
- レートが高いところで売って低いところで決済
*画像参照




画像中に【20pips】という表示がありますよね。
このpip/pips(ピップ/ピプス)というのは、レートの値幅を表す単位です。
クロス円(○○JPYといった通貨ペア)の場合、1pip = 0.01円
ドルストレート(○○USDといった通貨ペア)の場合、1pip = 0.0001ドル
となります。
ドル円が150円から151円まで動くということは、100ピプス動くことになるのですが、2023年後半の相場状況は1日であまり動かないときと大きく動く時の差が激しいのでトレーダーを悩ませているところでもあります。