ひとつのEAに頼り切るリスク

こんにちは!ゲコーです。

先日のポートフォリオについてのレポートはお役に立てたでしょうか?

今回は、その「ポートフォリオ」について、もう少し踏み込んでお話しさせてください。

まずはこちらのチャート画像をご覧ください。
ドル円の日足チャートです。

https://spc-pt.com/wp-content/uploads/2022/06/ドル円日足チャート.png

ニュースで話題になっていたのでご存じかもしれません。

112円から116円のあたりでレンジを形成していたドル円相場が、
2022年3月11日からどんどん「円安」方向に一方的に動き出しました。

5月のゴールデンウイーク明けまでぐんぐん伸びて
131円台にまで円安になりました。

2022年終わりになると150円超えましたしね。

この円安は、テクニカル指標などまるっきりお構いなしに、
ファンダメンタルズ要素のみで起きた現象です。

このような一方的な値動きが出たとき、
テクニカル指標で動くような自動売買ソフト(EA)なんぞ
まるっきり歯が立たなくなることが多いのです。

私の製作したドル円5分足専用のEA【Counter_USDJPY】や、
ドル円15分足専用のEA【Eye_Cloud】についていえば、
3月まで順調に稼いでくれていたのが4月になると急に成績が悪化してしまいました。

【ひとつのEAに頼り切るリスク】
こういった例のように、

ひとつの通貨ペア、ひとつのEAに頼り切ることは

実はとてつもないリスクを背負うことになります。

ましてや、最近たびたび出回る怪しいEAのプロモーションのように、

30万円もするひとつのEAをさも「聖杯」のように信じ切って稼働させ続けることは、

大事な資金を溶かしてしまうことになってしまう可能性がとても高いといえるでしょう。

怪しいEAでなくても、それぞれの特徴のなかにはそれなりのリスクは必ずつきまとってきます。

そこで提案したいのが、「ポートフォリオ」なんです。

 

ポートフォリオの考え方

 

ポートフォリオというのは、いわば「分散投資」です。

この考え方は、EAを使うか使わないかに関わらず
大切な資金を守るためにはとても大切なことだと私は考えています。

・複数のEAを活用することで、リスク(つまりドローダウン)の起こるタイミングを分散させる
・複数の通貨ペアを活用することで、ファンダメンタルズリスクを分散させる
・複数のブローカーを活用することで、発注リスクを分散させる

などなど、いろいろな視点でポートフォリオを作ることが可能です。

先ほど例に挙げたEA【Counter_USDJPY】についていえば、
実は他の通貨ペア対応のEAがあるので、通貨ペアリスクを分散させたポートフォリオを作ることができます。

https://spc-pt.com/wp-content/uploads/2022/06/ポートフォリオ_Counter.png

相関関係も低いため共倒れしにくいといえるでしょう。

https://spc-pt.com/wp-content/uploads/2022/06/ポートフォリオ相関_Counter.png

「ポートフォリオの考え方はわかったけど、
そんなにたくさんのEAを手に入れられないよ」

と思うかもしれません。

そんなあなたのために、
次回は気軽にEAを手に入れる手段について教えちゃいます。

しばしお待ちください。