GeckoのFX歴

こんにちは。Geckoです。

私はFXトレードをしながらEA開発者としてさまざまなロジックの検証も行っています。

今回はそこまでに至った経緯について書き連ねていこうかと思います。

 

きっかけは2000年代

そもそもの始まりは、2005年くらいだったと記憶しています。

 

「仕事を終えてからの余暇時間に何か投資でも始めようか」

 

くらいの気軽さで、まず始めたのが株式投資。

四季報という株式に関する情報誌を眺めながら、手を出せそうな株に投資をしていました。

ただ「株」は少ない元手ではリターンもほとんどないんですよね。
保有期間も長いし、資金を回す効率がよろしくないしで、適当なところでやめてしまいました。

「資金効率の良さ」、「回転率の高さ」、というところで目を付けたのがFXです。

 

はじめのFX

2005年ころでも個人投資家向けのFX業者(ブローカー)はいろいろあったのですが、
なんとなく有名そうな「マネーパートナーズ」というところで口座を開設しました。

トレードするプラットフォーム(チャートや発注画面)もカッコよかったので、
パソコンの前でチャートを開いたときなんかはちょっと興奮しましたね。

はじめはチャートの見方もよくわかりませんでした。

しかしながら私の仕事柄、「分析」や「検証」をしたがる傾向もありまして、
「一目均衡表」に関する書籍を読みながら
「あーでもない」「こーでもない」といろいろ試していた記憶があります。

 

そこそこハマっていたのですが、

資金効率がいいはずのFX特有のドキドキ感が常に残り、仕事中でも上の空だったり、

仕事そのものがとても忙しくなってきたりだったりと、

いつのまにかFXから遠ざかっていきました。

 

FXの再開

それから15年以上経過していたでしょうか。

仕事も少しずつ落ち着いてきて余暇時間を持て余すようになり、
「FXでも再開してみようかな」という気持ちが芽生えてきたころです。

ネット広告で「クロスリテイリング」系の広告を目にすることが多くなっていました。

クロスリテイリングというのは、FXに関する情報商材をたくさんリリースしている会社です。

 

グーグルで検索すると、「クロス 裁判」「クロス 詐欺」などなどいろんなキーワードが引っ付いてきます。

ちゃんと登録してある株式会社なのですが、
評判はイマイチのようですね。

 

とにもかくにも、初めてクロスリテイリングがリリースしている商材の広告を見たとき、
「これならストレスなくFXトレードができそうだ」
と、その時の私は思ってしまいました。

その商材は

「チャートの表示される矢印に従ってトレード」するだけで勝てる!

というキャッチコピーがついていました。

 

クロスリテイリングに関しては、書きたいことがたくさんありすぎるので割愛しますが、

とにもかくにも、その広告に引きずられるようにFXを再開したのです。

 

勝率99% !? そんなに甘くはない

FXを再開したのはいいのですが、

トレード手法は、どこかから仕入れてきた「矢印」に従うだけのシンプルなもので、
ほとんど自分の頭で相場認識をしていませんでした。

仕入れてきた情報やツールは数万円から十数万円までさまざまです。

「勝率99%」

なんていうキャッチーなものまでありました。

 

あたりまえですが世の中そんなに甘くはありません。

その矢印だけで簡単に勝てるならすべての人が勝ち組になっちまいます。

FXは勝つか負けるかの世界なので、「勝率99%」は構造的にあり得ないのです。

 

まあ、確率的にはあり得なくはないですが…

100回トレードをして、99回連続で勝てればあとは二度とトレードしなければいいだけですからね。

 

そんなこんなを繰り返していた私は、

「ロジックの検証」

というものに興味が移っていきました

 

世の中に出回っているロジックは本当に為替相場の中で通用するのだろうか?

 

MT4のバックテスト機能

検証作業といっても、過去のチャートに矢印を表示させて
チマチマとトレード記録を記載していたのでは時間がいくらあっても足りません、

過去検証できても手作業では長くて過去1年分くらいがやっとです。

 

でもですね、メタクォーツ社が提供するFXトレードソフト「MT4」があれば簡単に検証できちゃうんです。

(MT4に関しては詳しく書いてあるサイトがたっくさんあるのでぜひともググってみてくださいね)

 

MT4にはストラテジーテスターという機能があって、
それを使うと過去の為替データを使って十数年分のロジック検証ができちゃうんです。

たとえば、チャート分析ツールの代表格である「移動平均線:MA」がありますよね。

このMAを使ったロジックで、短期MAと長期MAがクロスしたらエントリー、逆クロスでエグジット
というシンプルロジックがあります。

このロジックをプログラムして、MT4にセットできれば、簡単にバックテストができちゃうんです。

 

どこのブローカーが提供しているMT4でも、

エキスパートアドバイザーの項目内に「Moving Average」が標準装備されているはずです。

このMoving Averageが、MAクロスをMT4で稼働させるプログラムです。

 

ちなみにエキスパートアドバイザーのことをEAと略します。

 

つまりどんなロジック(トレードルール)であっても、そのロジックをEA化することができれば、
「過去の相場でどれだけの成績を収めることができたのか」
が一目瞭然となるのです。

100万円の初期資金が10年間でどうなったか?????

ということがあっという間に判明できちゃうんです。

 

検証をするならEA化をせんば

検証できちゃうんです!!!

と言ってはみましたが、EAがなければ話になりません。

 

「ローソク足が一目均衡表の雲を抜けたところでエントリーするロジックを検証したい!」

と考えていても、それをEA化できなければ先に進みません。

 

なので私はEA開発者になりました。

MT4で稼働するEAを作るためには、「MQL4」というプログラミング言語を使います。

 

その言語を学ぶのは大変ですが、
任天堂スイッチのゲームをプログラミングするほどではありません。

 

今では、チャートを眺めながら「こんなロジックはどうだろう?」
とひらめいたらEAを作って検証しまくっています。

 

ちなみにこれまでお金を出して仕入れてきたロジックは、
過去10年間のバックテストに耐え切れず
初期資金が破綻するという結果になっています。

(初期資金はバックテスト用に用意されている仮想資金なので懐は痛みませんが)